山奥のランプの宿
夜になると部屋やお風呂にはランプの灯がともります。おしゃれでやっているのではありません、本気ランプです。
これぞ本当の非日常、いろいろな面でハードな、秘湯の宿らしい宿。というか、山荘です。
狭いお部屋に灯はランプのみ
まだ明るいうちはいいのですが、
日が暮れたらどうなるのやら・・
早くもちょっと心細いです。
フロント。
ここももちろんランプ。
日が暮れました。
思ったより暗い・・・!!
廊下も暗い・・・!
貸し切り使用の露天風呂は2つあります。
貸し切りでいいの??というくらい普通に広いです。説明しずらいのですが、斜面に沿って上と下、2か所あります。
こちらは川に近い、下のお風呂。
そしてこちらが上のお風呂。
写真の右側がテラスのようにはりだしていて気持ちいいです。
お湯はぬる湯です
ゴールデンウィークに行きましたが、かなりしんどかったです。
お湯から出られませんでした。ちなみに冬季はお宿はお休みです。
夜はもちろんランプなのですが、
下のお風呂は、暗い中、川の音がゴウゴウと響き、非常に怖かったです。
もちろん、そんな川に近いわけではないのですが、雪解け水で水量も多く、
またそろそろ熊のお目覚めの季節よね、と思うとそれも相まってもう・・・
暗闇を恐れる人間の本能に気付いたのも、ランプの宿ならではでしょうか。
あとは狭い内湯と、本当に川沿いに混浴の露天風呂があります。
雨もぱらついていて、川沿い露天は足を滑らせてリアルに流されそうだったので、やめました。
さて気を取り直してお食事!
食事処もランプです。
雰囲気は食事処というより、
山小屋の食堂。
ちょっと感動したのが、この赤い塗りの御膳
食事自体は山菜や山の幸中心の素朴なものなのですが、
この高足の御前に乗っていると、なんだか風情があります。
上杉謙信の食べた食事って、こんな感じだったのでは、という勝手な印象を抱きました。
お料理は非常に素朴。
メインは椎茸のてんぷらだ!
なるほど山の宿である!
こういう素朴な山料理大好きです。
そして翌朝の朝食。魚沼だけあって米がとにかくうまい!
ちょい濃い目の味付けのお菜でご飯がすすみます。
↑温泉湯豆腐も技ありっす!
【感想】
山荘です。山小屋です。けして温泉旅館ではありません。湯治場でもありません。
大自然とまっこう勝負、大自然VS人間、という気概がなぜか感じられました。
ランプは風情があっていいのですが、現代人の私には心細く、大自然にひとり完敗です。
とにかくお湯がぬるくて季節的につらかったです。次回行くなら必ずや夏場に行きたいです。
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